ドラマージストニアの脳内機序解明 ~Neural Mechanisms of Drummer’s Dystonia~
藤井進也
環境情報学部 准教授
ドラマージストニアの脳内機序解明 ~Neural Mechanisms of Drummer’s Dystonia~
<研究概要>
ドラマージストニアの脳内機序の一端を解明することを目的に、ドラマーの身体不調の実態、ジストニア症状発症時のパフォーマンスと筋活動の特徴、ジストニアドラマーの運動皮質の興奮ー抑制機能を調査した。調査の結果、プロドラマーではバスドラムを演奏する右足とスネアドラムを演奏する左手においてジストニア症状の発現が多いこと、ジストニア症状はドラムパターンの1拍目で発現する頻度が高いこと、有症状時特有の演奏タイミング、発音振幅、筋活動パターンが明らかとなった。また、ジストニアドラマーの運動皮質の興奮ー抑制機能に関する予備的成果を得ることができた。
ドラマージストニアの脳内機序解明~Neural Mechanisms of Drummer’s Dystonia~
(所属および職名は2024年3月時点のものです)