筋肉・骨・脂肪の加齢変化:日米伊の国際比較

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大澤祐介
健康マネジメント研究科 准教授

筋肉・骨・脂肪の加齢変化:日米伊の国際比較

<研究概要>
老化によって身体を動かす器官である筋肉や骨など運動器や体形が変化する。これらの加齢変化によって運動機能障害や転倒・骨折などのリスクが上昇することが多くの先行研究から示されている。しかし、これらの老化現象は国や人種によって異なるかは十分に明らかになっていない。そこで、本研究では、日米伊3か国の地域住民を対象にした前向きコホート研究のデータを用いて、40歳以降の体格や身体組成、運動機能における加齢変化を検討することを目的とした。また、各臓器が独立して老化現象が進行するのではなく、臓器間で相互に影響しあって老化現象が進行すると考えられている。このことから、本研究では、上記のコホート研究のデータから、
①体格、身体組成、および運動機能における老化現象のコホート間および性別による比較を行うこと、
②筋肉量および骨密度の低下について縦断的な関連性を検討することを目的とした。

(所属および職名は2024年3月時点のものです)