- 慶應義塾研究者データベース(K-RIS)
- 研究者詳細 - 松田 健児
研究者紹介
- ピカソやミロを代表する20世紀スペインの芸術、あるいは芸術批評、日本とスペイン、とくにカタルーニャとの文化交流を研究対象とする。
研究業績紹介
- ■ピカソのプラド美術館における模写
研究目的: 画家としての自己形成期におけるパブロ・ピカソのプラド美術館での模写の性質とその意義の解明、とりわけエル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスといったスペイン美術の巨匠たちとの関わりに焦点を当てた研究
■芸術批評と受容
・研究目的: 20世紀前半のスペインにおけるパブロ・ピカソの評価とその変遷の探求、とくに内戦以前のスペイン美術の状況を踏まえたピカソ否定論の成立とその特徴の分析
■芸術と文化の交流
・研究目的: カタルーニャで前衛芸術が導入された過程や日本を含む他地域との文化交流の解明
・研究目的: 日本の詩人・美術批評家である瀧口修造とスペイン人画家ジュアン・ミロの関係を跡づける
研究の応用領域
- ・ピカソ研究
・ミロ研究
・カタルーニャの前衛芸術
社会的意義
- ・ピカソの芸術的影響と発展の理解を深める。
・スペインにおける芸術、政治、国民アイデンティティの関係を探る。
・芸術家同士の交流とそれが地域を越えた芸術運動に与える影響を検討する。