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研究者紹介

古英語から現代英語にかけての言語変化の諸相、および英語史の記述に関心があります。とりわけ言語変化の how と why を探ることに興味があります。なぜ英語の名詞複数形に -s がつくのかという疑問に目覚めてから何年も経ちますが、言語は不思議だらけですので、疑問が次から次へ湧き出てきて尽きることはありません。最近は英語語彙の歴史、とりわけ各時代の語彙借用と語形成の諸問題に関心を寄せています。

研究業績紹介

■言語変化と標準化
研究目的: 英語の歴史的時代における標準化と非標準化の要因、過程、結果の考察
■言語教育のための歴史記述
研究目的: 従来の学術的意図のみで書かれてきた英語史記述に対する異議申し立てと、英語教育や歴史教育に資する英語史記述の方法の提案
■歴史言語学
・研究目的: コーパスを用いた初期近代英語期の語源的綴字の拡大に関する実証的研究
- タイトル: Hotta, Ryuichi and Iyeiri Yoko. "The Taking Off and Catching On of Etymological Spellings in Early Modern English: Evidence from the EEBO Corpus." Chapter 8 of English Historical Linguistics: Historical English in Contact. Ed. Bettelou Los, Chris Cummins, Lisa Gotthard, Alpo Honkapohja, and Benjamin Molineaux. Amsterdam: Benjamins, 2022. 143-63.

研究の応用領域

・歴史言語学
・言語変化・変異
・綴字と発音の歴史
・対照言語史
・世界英語

社会的意義

・言語変化・変異の事実と理論を提供する
・言語の社会的役割について理解を深める
・英語教育・学習の素朴な疑問に答える
  • 英語史は「英語の歴史」というよりも「英語と歴史」The Histo…

    堀田 隆一/Ryuichi Hotta 文学部 教授 Professor, Fa…

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