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研究者紹介

20世紀前半、劇場における諸芸術(劇・音楽・舞踊)の統合を試みたポール・クローデルが、能・歌舞伎など日本の伝統的な楽劇から受けた影響について研究しています。また、能をめぐる日仏の演劇交流の歴史にも関心を抱いています。

研究業績紹介

■クローデルにおける能の影響 
研究目的:クローデルが能をどのように理解し、自身の創作活動に生かしたかを分析。Ayako Nishino, Paul Claudel, le nô et la synthèse des arts, Classiques Garnier, 2013. (ISBN: 9782812408656)
■クローデルの日本受容 
研究目的:大正期から現代までクローデルがどのように日本の作家や芸術家に受容され、どのような影響を与えたかを分析。西野絢子「大正期の日本人によるクローデル受容―岸田國士によるクローデル」慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学、76号、2023年、45-83頁。
■クローデルとジャポニスム 
研究目的:クローデルにおけるジャポニスムがJ.ゴーチエやM.ユルスナールにおけるジャポニスムとどのように異なるのかを分析。西野絢子「クローデルとジャポニスム―ジュディト・ゴーチエとの比較を中心に」慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学、80号、2025年、1-30頁。

研究の応用領域

・20世紀フランス文学・日仏文化交流
・ヨーロッパ文学

社会的意義

・文化理解の向上
・国際的な文学交流の促進
  • 日仏文化交流の懸け橋A Bridge for Cultural E…

    西野 絢子/Ayako Nishino 文学部 准教授 Associate Pr…

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