教授 熊野谷 葉子 Kumanoya, Yoko 法学部 #口承文芸#ロシア Researchmap会員ID 7000003075 慶應義塾研究者データベース(K-RIS) 研究者詳細 - 熊野谷 葉子
研究者紹介 熊野谷葉子氏は、ロシア文化とフォークロアを専門とする研究者です。彼女の研究は、ロシア語の口承文芸、特に短い俗謡チャストゥーシカ、各種叙事詩の分野で多くの業績があります。ロシア連邦アルハンゲリスク州で長年調査を行い、現地の民俗資料やオーラル・ヒストリーを整理し公開しています。またロシアの民芸品マトリョーシカの成立についても長年研究を進め、日露両国の木工史を明らかにしています。 研究業績紹介 著書に『チャストゥーシカ ロシアの暮らしを映す小さな歌』(東洋書店、2007);『ロシア歌物語ひろい読み』(慶應義塾大学大学出版会、2017);『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』(岩波書店、2023)等があるほか、ロシア・フォークロアに関する論文を日本語・ロシア語・英語で多数著しています。 研究の応用領域 ・大学におけるロシア語教育の充実と教材の作成 ・ロシア民俗調査資料のデジタルアーカイブ構築と一部資料公開 ・ロシアに関係する諸地域・諸民族の研究者間連携の促進 社会的意義 ・国際社会における異文化理解の促進 ・口承資料、民俗資料の歴史研究への活用 ・文化的遺産の保護と活用