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研究者紹介

私の現在の研究の柱は、二つです。(1) G・フレーゲの論理哲学、前期ウィトゲンシュタイン哲学、ハイデガーの解釈学的現象学を、いわゆる「形而上学的内部主義」と哲学的言語の可能性の問題をめぐって比較・架橋すること、(2)アリストテレス、カント(『判断力批判』)、ハイデガー、ガダマー、ウィトゲンシュタイン、ライル、アンスコム、マクダウェル、M・トンプソンらを、知識論・言語哲学・行為論における「フロネーシスの伝統」とも呼ぶべき哲学的系譜として描きだすこと。

研究業績紹介

『あらわれを哲学する――存在から政治まで』(共編著:晃洋書房, 2023年), 『世界を満たす論理 フレーゲの形而上学と方法』(単著:勁草書房, 2019年), 『これからのウィトゲンシュタイン――刷新と応用のための14篇』(共編著:リベルタス出版、2016年), 『世界内存在の解釈学――ハイデガー「心の哲学」と「言語哲学」』(春風社, 2009年), Welt-Sprache-Vernunft (Ergon Verlag, 2006)

研究の応用領域

認知科学, 心理学, 心の科学, 論理学

社会的意義

認知科学・心理学・心の科学の理論的枠組みの根本的刷新
人間の精神史としての哲学史の根本的刷新
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