- 慶應義塾研究者データベース(K-RIS)
- 研究者詳細 - 久保 研介
研究者紹介
- 久保研介氏は、競争政策や特許政策などの経済政策が企業行動や経済に与える影響に関心を持つ研究者です。専門分野は産業組織論と競争政策ですが,開発経済学や農業経済学における研究実績も有しています。実務経験としては、日本の競争当局である公正取引委員会においてM&Aの審査に2年間従事し、米国系コンサルティング会社においても企業の規制・訴訟対応業務に携わりました。
研究業績紹介
- ■開発途上国における医薬品特許保護の効果
・問題意識:インドをはじめとする開発途上国において医薬品特許が保護されるようになったことで,医薬品産業における研究開発投資や価格設定はどのように変わったか。また,それにより消費者はどのような影響を受けたか。
■標準必須特許のライセンシングと競争の関係
・問題意識:移動体通信用半導体の主要メーカーが関連技術の標準必須特許を多数保有しているとき,そのライセンシング手法やロイヤリティ料率はどうあるべきか。
研究の応用領域
- ・産業組織論
・競争政策
・経済政策
社会的意義
- ・立法府や政府機関による制度設計の改善
・規制当局や裁判所による個別事案における判断の改善